鏡開きは,毎年お正月の松の内が開けてから,みんなでおぜんざいをいただくのが,子供の頃からの習慣でした。今年も,アイデリーヴの鏡開きも,「おぜんざい」で催しました。今年は,都松庵さんのおぜんざいを使って,お餅を皆さんで召し上がっていただきました。お正月の松の内の期間は,関西と関東では異なりますが,関西の方がその期間は短いとされています。しかし,この頃では,鏡開きは,おおむね1月11日として,全国的には知られています。
さて,今年は,都松庵さんのおぜんざいです。都松庵さんは,もともと「製餡」を本業とされていて,約30年前から餡の素材を使って,洋菓子からモダン和スイーツまで積極的に取り組まれておられます(なかでも,昔販売されてました「みやこの米どら」は絶品でした。今は,残念ながら,販売を終了されたそうです)。
おぜんざいを一口食べると,昔なつかしい味がしました。あっさりした甘さでありながら,小豆のおいしさがしっかりと伝わり,甘さと小豆のおいしさとのバランスが絶品です。まるで,京都の伝統の奥ゆかしさを味わっているようです。そして,おぜんざいに入れた焼餅の香ばしさが春の訪れを告げているようでした。美味しいおぜんざいを味わい,新しい1年に向かって,心意気を新たにさせる瞬間です。
本年も,アイデリーヴをどうぞよろしくお願い申し上げます。